SaaS型WAF WEBアプリケーションセキュリティ Web Application and API Protection(WAAP)

SCSKセキュリティでは、お客様のご要望に沿った
WAFソリューションの提供が可能です。

お客様のご要望 オンプレでシステムを構成し、WAFのチューニングが必要な場合 仮想基盤/クラウドでシステムを構成し、WAFのチューニングが必要な場合 クラウドでシステムを構成し、そのクラウドが提供するWAFサービスを利用する場合 オンプレミス/クラウドでシステムを構成し、Webアプリ保護とDDoS対策を行いたい場合 オンプレミス/クラウドでシステムを構成し、Webアプリ保護とDDoS対策、API保護を行いたい場合
構成例
お客様の保護対象システムの環境 オンプレミス 仮想基盤/クラウド クラウド オンプレミス/クラウド オンプレミス/クラウド
WAFの提供形態 ハードウェア
アプライアンス
仮想アプライアンス IaaSが提供する
サービス
SaaS SaaS
当社からの
ご提案ソリューション
製 品
F5 BIG-IP ASM
F5 BIG-IP ASM
Virtual Edition
AWS WAF/
Azure WAF
攻撃遮断くん
F5XC WAAP
運 用
定期メンテナンス
サービス
定期メンテナンス
サービス
WafCharm
定期メンテナンス
サービス
詳しくはこちら 詳しくはこちら 詳しくはこちら 詳しくはこちら 詳しくはこちら

概要

F5 Distributed Cloud Services(F5 XC)のWeb Application and API Protection(WAAP)は、実績のあるオンプレミス型WAF「F5 BIG-IP Advanced WAF」を基盤としたDNS切替型のSaaS型WAFです。従来のWAF機能に加え、高度なボット対策、DDoS対策、APIセキュリティ対策を提供します。

また、Payment Card Industry(PCI)Security Standards Councilは、2024年3月に新たなセキュリティ要件を規定した改訂版PCI DSS v4.0を発表しました。
このバージョンでは、ブラウザベースのサードパーティ製JavaScriptの監視などの追加要件が含まれていますが、F5 XC WAAPのCloud Client-Side Defenseで対応可能です。

Web Application Firewall(WAF)

Webアプリケーションに対する脅威から保護する機能です。具体的には、SQLインジェクション、OSコマンドインジェクション、ディレクトリトラバーサルなどの攻撃を防ぎます。

APIセキュリティ

Webアプリケーションに実装されたAPIに対する脅威から保護する機能です。近年増加しているAPIを狙った攻撃を防ぎ、セキュリティを強化します。

Bot対策

Webスクレイピングやエクスプロイト攻撃など、Botによる自動化された攻撃からアプリケーションを保護する機能です。不正な自動アクセスを防ぎます。

DDoS対策

大量のパケットやリクエストを送信してネットワーク帯域やサーバーリソースを枯渇させるDDoS攻撃からアプリケーションを保護する機能です。システムの安定性を維持します。

IPSとの違い

よく質問されるIPSとの違いですが、一般的にIPSがOSやミドルウェアを含むプラットフォームレイヤーの防御を対象としているのに対し、WAFはプラットフォーム上で稼動する固有のWebアプリケーションを防御対象としています。IPSの製品によってはWAFに類似する機能を実装しているものありますが、近年では攻撃コードの難読化や、アプリケーション固有の脆弱性を利用するなど、その手法が高度化されてきておりIPSだけでは対処が難しいというのが現状です。特に下記の機能はWAFならではのものです。

特定のURL、パラメータ毎のセキュリティポリシー設定

アプリケーションの画面ごとにセキュリティの強度を変えたり、特定の入力フィールドに対してより強固なセキュリティ設定を施すなど、Webアプリケーション毎の最適な設定が可能です。

Cookie改ざん防止機能

Cookieのやり取りを監視し、値が改ざんされている場合にブロックします。これによりセッションの乗っ取りや権限の昇格を未然に防止します。

パラメータ改ざん防止機能

パラメータ値のやり取りを監視し、改ざんされている場合にブロックします。これにより金額の改ざんや、なりすまし等を防止します。

カードのマスキング機能

万が一の情報流出に備え、サーバーからのレスポンスにクレジットカード番号が含まれている場合にマスキング処理を行います。クレジットカード番号には特定の採番ルールがあり、例えば4から始まる16桁の番号はVISAカードであるといった具合に判断します。
まとめ
WAF/IPS/FWの役割
WAF IPS FW
機能概要 Webアプリケーションへのリクエストに対して、シグネチャ/ホワイトリストに基づき防御を行う。 多様なアプリケーション(プロトコル)へのリクエストに対して、シグネチャに基づき防御を行う。 リクエスト元・先のIPアドレス、ポート番号を検査して防御を行う。
HTTPリクエストに
対しての機能
TCPレベルで分割されたパケットを1件のデータとして組み立てて、さらにパラメータ名とパラメータ値等、HTTPリクエストとしての構文を認識してチェックを行う為、リクエストパラメータに不正な値が入っているか等のより詳細なチェックが可能。 TCPレベルで分割されたパケットを1件のデータとして組み立てて、チェックを行う。HTTPリクエストとしての構文を認識しない為、データ全体に不正な値が入っているかをチェックする。
WAFの必要性
  • 攻撃手法の高度化により、従来型のファイアーウォールやIPSでは対処が難しいのが現状
  • WAFによる脆弱性対策は短時間で対応する事ができ、かつ改修にかかる費用よりも安価に済むケースが多いと考えれる
SCSK WAF導入運用支援
  • 脆弱性診断で現状把握
  • 発見された脆弱性をWAFにて防御
  • 正常通信を妨げない為のチューニングを実施
  • 導入後も定期的に設定を見直し、最新のセキュリティホールに対応

特長

Webアプリケーションへの攻撃をサーバーの手前でブロック
ポリシーチューニングでより高いセキュリティを構築

SQLインジェクション等、Webアプリを狙う攻撃をブロック

保護対象となるWebサーバーの手前に設置することで、攻撃者からの攻撃を水際でブロック。攻撃性のあるリクエスト自体を、Webサーバーまで到達させません。Webアプリケーションを改修することなく脆弱性を防ぐことができるので、Webアプリケーションの改修に必要なコスト、工期を削減できます。

きめ細やかな設定、ポリシーチューニングが可能

多種多様なWebアプリケーションを保護するには、きめ細やかな設定、ポリシーチューニングが必要です。お客様ご自身でチューニング可能なのはもちろんのこと、SCSKセキュリティのノウハウを活かした「SCSKセキュリティ WAF導入運用支援サービス」を併用いただくことで、個別のサイトに適したポリシーチューニングも承ります。定期的なポリシーチェックにより、最新の脅威にも随時対応可能です。

きめ細やかな設定、ポリシーチューニングが可能 クリックすると拡大します

統合ログ管理製品に適したSyslogフォーマットを装備

WAFで検知した詳細なログは、GUIから確認することが可能です。ログは30日間保存されており、期間中のログをフィルタリングすることで、検知状況を可視化できます。また、必要に応じてリクエストやセキュリティイベントのログをAWS S3やSplunkなどのSIEM製品に送信することも可能です。

統合ログ管理製品に適したSyslogフォーマットを装備
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詳細なレポート機能も装備

検知したイベントはダッシュボードで可視化されます。表示されたGUIの内容は、PDFとして出力することが可能です。また、Daily、Weekly、Monthlyのいずれかを指定し、メールやSlackなどを通じて定期的に送信することもできます。

詳細なレポート機能も装備
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機能

個人情報やサーバーの情報が攻撃者に渡ることを防ぐ
高度な機能でWebサーバー、Webアプリケーションを保護

機械的なリクエストを対策するBot Protection

Botなどの不正プログラムを使用して定期的にWebサイトから情報を収集するWebスクレイピング攻撃に対しては、シグネチャマッチによる検知機能や、クライアントへJavaScriptを送信して人為的操作かBotかを判断する機能などでBot対策を行います。また、検知したログはWebコンソールから詳細を確認することが可能です。

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DDoS対策だけではなく、スローアタック対策のRate Limiting、信頼性の低い
IPアドレスからのアクセスを抑制するIP Reputation

大量のリクエストを送信することで、ターゲットのサーバーリソースを使い果たす攻撃に対しては、DoS Protection機能で対策が可能です。また、少量のトラフィックをゆっくりと送り、ターゲットのサーバーリソースを使い果たす攻撃に対しては、Rate Limiting機能で対策を行います。さらに、信頼性の低いIPアドレスからのアクセスには、IP Reputation機能を用いてカテゴリを指定した対策が可能です。

DDoS対策だけではなく、スローアタック対策のRate Limiting、信頼性の低い<br/>IPアドレスからのアクセスを抑制するIP Reputation クリックすると拡大します

個人情報や機密情報をマスクするデータガード

Webアプリケーションから送出される情報にクレジットカード番号などの個人情報が混入していた場合、表示を自動的にアスタリスクによるマスキングすることで、クライアントのWebページへ表示されることを防ぎます。

想定以外のAPIエンドポイントへのアクセスとゾンビ/シャドーAPIなどを
可視化することができるAPI Protection

OpenAPIファイル(Swaggerファイル)をインポートすることで、
定義されたAPIエンドポイント以外への攻撃を対策することが可能です。また、既存のリクエストを分析してAPIエンドポイントを可視化することで、ゾンビ/シャドーAPIを発見することも可能です。さらに、可視化したAPIエンドポイントからOpenAPIファイル(Swaggerファイル)を作成することもできます。

想定以外のAPIエンドポイントへのアクセスとゾンビ/シャドーAPIなどを<br/>
可視化することができるAPI Protection クリックすると拡大します

PCI DSS v4.0要件に対応するClient-Side Defense

Client-Side Defenseは最新のPCI DSS v4.0の要件に対応しており、クライアント側で動作するサードパーティ製JavaScriptの監視を自動的に行いログインアカウントやクレジットカード番号などをデジタルスキミングやMagecart攻撃などの脅威から保護します。また、これらの攻撃を即座に検知しアラートすることが可能です。

SOCサービス

WAAP SOCサービスでは、お客様のWebアプリケーション環境の脅威をリアルタイムで検知します。

セキュリティログ監視

セキュリティログ監視
WAAPのセキュリティイベントを24時間/365日監視し、
重大インシデントを検知した場合、
お客様に通知をおこないます。

運用・サポート

 運用・サポート
  • ログの管理
  • 問合せ対応
  • 分析レポート(月次)
  • セキュリティ情報発信
  • Webポータルサイトの提供

構成イメージ​

構成イメージ

特長

1

24時間365日の
日本語対応を実現

日本語によるリアルタイム通知と
電話・メールでの問い合わせ対応を
24時間365日の体制で提供します。

2

アナリストによる分析

WAAPによる検知・メール通知に続き、
アナリストが詳細分析を行い、
追加で分析結果をメールで送信します。
危険度が高いと判断された場合は
アナリストにて即時遮断を実施します。

3

分析レポート

アナリストが月次レポートを提供し、
1か月の傾向を踏まえた翌月以降の
改善策を提案することにより、
セキュリティレベルの段階的な向上
寄与します。

サービス導入フロー

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当サービスに関するお問い合わせ
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